ニューヨーク・タイムズスクエアのカウントダウン、 今年はリモート参加でエコ・ニューイヤー
今年も残すところあとわずか。
週末の大雪にもかかわらず、カウントダウンイベントが行われるニューヨーク・タイムズスクエアでは、自転車を漕いでイベントのライトアップ用電力を作り出す"デュラセル・パワー・ラブ"(詳細はこちら)や、今年の厄払いをする"グッド・リダンス・デイ"など、さまざまなプレイベントが開催されています。
タイムズスクエアのカウントダウンは、世界中から大勢の人が集まるビッグ・イベント。
でも、このイベントに参加するために飛行機や車を使い、CO2を排出して環境汚染に加担するのは心が痛みます。
そこで登場したのが、カーボン・フットプリントを最小限に抑えつつ、世界中どこにいてもイベントを楽しめるiPhone・アンドロイドスマートフォンアプリ。
大晦日の夜6時から年明けの12時半まで6時間半にわたり、コマーシャルなしでイベントを生中継してくれる、無料アプリなのです。
(Photo courtesy of Countdown Entertainment, LLC)
6時間半も必要ないのでは、と思ったら大間違い。
なにしろ、何万・何十万という人が参加するこのイベント、年越し6時間前から入場していなければ、ボールドロップ(詳細はこちら)と紙吹雪を体験できる良い場所を確保することはできません。
周辺の警備が厳しいので、一度場所を離れてしまうと戻ってくるのは至難の業。そのうえ、セキュリティ上公衆トイレも用意されていないので、参加者は防寒・トイレ対策を万全にして昼や夕方からタイムズスクエアに陣取っているのです。
ということで、6時に開始されるオープニングイベントから年越しまで、アプリで一通り見てこそ、参加者と同じ気分が味わえるのです。
実はこのアプリは去年も提供されていたのですが、機能が少なく物足りない感が否めませんでした。
それでも何十万ものユーザーが利用したため、今年は主催者側が力を入れ、タイオ・クルーズのライブパフォーマンスあり、セレブゲストあり、写真をアップロードするとボールドロップが行われるビルの電光掲示板にその写真が映る可能性あり、と機能充実のアプリになっています。
これさえあれば、わざわざCO2排出して飛行機や車や電車を使ってタイムズスクエアまで来なくても、イベントに参加している気分で楽しむことができます。
iPhoneやスマートフォンがない方は、当ページ上のビデオで、当日生中継を楽しむことができます。
年に一度のお祭りイベント。
どんなに大騒ぎしても、環境への配慮は心の片隅に留めておきたいものです。
2010/12/29