NYGreenFashionオススメの良書
本との出会いは偶然であり必然なこと。
良い本をたくさん読んで素晴らしい人生を送りたいですね。
以下ふたつのカテゴリに分けて良書をご紹介します。
- ・環境・社会関連本
- 環境問題や社会問題、世の中には私たちが知らないことがたくさんあります。素晴らしい本を読み、知識をつけ、そして行動に移すことが、私たちにできる最も簡単な環境・社会対策。
日々出版されるたくさんの環境・社会関連本の中から、読むべき最良書をご紹介します。
- ・生き方関連本
- エコ生活を始めるためには、まず人生や生き方について考えたい。
ふと、人生の意味について考えたときに読むべき、最良書たちです。
環境・社会関連本
水の未来 - フレッド・ピアス
蛇口をひねれば当たり前のように流れ出る水。
でも、その水は今、危機に瀕しています。
世界中の多くの地域で、旱魃や洪水などの災害が起こり、水不足による水の奪い合いも始まりつつあります。
実は水に関する災害の多くは、自然が起こしたものではありません。
井戸の乱開発や農業用水の過剰利用、ダム建設など、人間が良かれと思って行った行為が自然のバランスを崩し、こうした災害を引き起こしているのです。
つまり、私達が「自然災害」だと思っていることの多くは、私達の意思により引き起こした「人災」なのです。
水は、私たちが生きていくために最も必要な資源。
広大な海には余りあるほどの水がありますが、私達が飲み、生活に使用できる淡水は地球上にごくわずかしかありません。
今、世界の水がどういう状況にあるのか、私達人類の行為が自然に対してどのような影響を与えているのか、多くのことが学べます。
Amazonで詳細チェック⇒ 水の未来 世界の川が干上がるとき
貧困の終焉 - ジェフリー・サックス
いつまで経ってもなくならない世界の貧困・格差問題。どうすればそうした問題を撲滅させられるのか、国際開発の第一人者である著者が、いくつもの具体案を挙げて解決策を論じています。
環境問題と人口問題、貧困問題は切っても切れない関係。世の中すべて繋がっていることを認識し、一部の人だけが裕福に暮らし、一部の人がその代償を支払わされている現在の不均衡な世界構造に終止符を打たなくてはなりません。読んで現状を知るだけでも意味がありますし、この本を読んで多くの人が問題解決のために行動を起こせば、きっと世の中変わるでしょう。
Amazonで詳細チェック⇒ 貧困の終焉―2025年までに世界を変える
自然資本の経済(Natural Capitalism) - ポール・ホーケン他
より本格的にグリーンライフ、グリーンビジネスを行いたい方に。今の金銭重視の資本主義はこのままでは立ち行かなくなる。自然と共存できる経済システムに移行する時が来ていることを教えてくれます。
Amazonで詳細チェック⇒ 自然資本の経済―「成長の限界」を突破する新産業革命
サスティナブルシティ ニューヨーク - 田中めぐみ
世界有数の大都市ニューヨーク。
そこに暮らす人々や企業、政府が、持続可能な社会を目指して奮闘する様子を描いた本。
サステナブルな社会を実践するために何をすべきか、ヒントが得られます。
詳細はこちら⇒ 【本のご紹介】「サスティナブルシティ ニューヨーク: 持続可能な社会へ」
グリーンファッション入門 - 田中めぐみ
グリーンファッションとは何か、なぜ必要なのか、グリーンファッションを実現するにはどうしたら良いのか。グリーンファッションに関するあらゆる疑問への答えが見つかる本を、NYGreenFashion.comの創設者が執筆。
トレンドを前提に成り立つファッション業界が、環境と共存し社会と調和するするためにはどうすべきかを、素材から生産方法、マーケティング、消費後まで、全工程に渡り、詳しく手法を解説しています。
「オーガニック・バイ・ジョン・パトリック」のジョン・パトリック氏など、グリーンファッション界の著名人へのインタビュー記事も多数掲載。
これ一冊でグリーンファッションのすべてがわかります。ファッションを通して素敵なサステイナブル社会を構築するために、ぜひご一読下さい。
詳細はこちら⇒ 【本のご紹介】グリーンファッション入門:サステイナブル社会を形成していくために
社員をサーフィンに行かせよう (Let My People Go Surfing) - イヴォン・シュイナード
アウトドアアパレルブランド、パタゴニアの創業社長によるパタゴニア経営論。環境を第一に考えた、新しい時代の企業経営論といえると思います。今、多くの企業が参考にしているのではないでしょうか。
Amazonで詳細チェック⇒ 社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
奪われし未来 -
シーア・コルボーン、ジョン・ピーターソン・マイヤーズ、ダイアン・ダマノスキ
「沈黙の春」の現代版と称される、現在実際に起こっている環境ホルモンの影響を述べた本。真実を知るために、必読の書。読後は生活が一変するかもしれません。
Amazonで詳細チェック⇒ 奪われし未来 増補改訂版
沈黙の春 - レイチェル・カーソン
アメリカでは、この本をきっかけにエコに目覚めたと言う人が非常に多い、とっても有名な本。環境問題に興味のある人で読んでいない人は恐らくいないであろう、バイブルともいえる書です。
地球は様々な生物がバランスを取ってこそ、成り立ち得るもの。中でも昆虫や菌類は生態系の中で非常に重要な役割を担う生物。気持ち悪いから、農作物に影響があるから、と、人間の勝手な嗜好により、農薬や殺虫剤を用いて虫を一掃しようとしても、その影響は環境や人体に跳ね返ってくるだけ。地球の自然環境を人類がコントロールするのではなく、環境を理解し、共存することを考えなければ、いずれ地球は崩壊する。多くの専門家の意見を交えながら、動物学・海洋学者である著者が、人間にとって地球にとって本当に大切なことは何かを伝えます。
英語版の初版は1962年、日本語版は1974年と大変古い本ですが、今読んでも気付かされることが多い優良書(日本語版は2001年に54刷が出版)。人類が環境問題に気付くきっかけを与えてくれた、歴史に残る本です。まだ読んでいない方はぜひ。
Amazonで詳細チェック⇒ 沈黙の春 (新潮文庫)
グリーン革命 - トーマス・フリードマン
オバマ大統領も愛読したとされる、「フラット化する世界」の著者による書。原題は「温暖化、フラット化、人口過密化」。環境問題だけはなく、ジャーナリストならではの取材力を基に、これから世の中で起こるであろう憂慮点と解決策を壮大な視野で描いています。今改めて読むと、記載されている懸念が既に現実となりつつある一方、解決策として挙げられている策が未だ実現されていないことに、やりきれない思いを感じます。
Amazonで詳細チェック⇒ グリーン革命〔増補改訂版〕(上)
グリーン・トゥ・ゴールド -
ダニエル C.エスティ, アンドリュー S.ウインストン
グリーンであることとビジネスで成功することがイコールにならなくては、グリーンな世の中は実現しません。社会のため、環境のために真剣に考えてビジネスを行っている世界中の企業の事例を紹介しているうえ、どうすればグリーン企業になれるかを説いた実践本でもあります。会社社長から起業家、グリーンに興味のある会社員まで、幅広く読める秀逸本。日本語版が発売になりましたので、ご紹介です。
Amazonで詳細チェック⇒ グリーン・トゥ・ゴールド―企業に高収益をもたらす「環境マネジメント」戦略
あなたのTシャツはどこから来たのか?(The Travels of a T-Shirt in the Global Economy) - ピエトラ・リボリ
フロリダで見つけた一枚のTシャツがどこの素材からどう生産されたのか、を追いながら、アパレルのグローバリズムやスエットショップ問題、アメリカの保護政策の実態など、さまざまな問題を暴いていきます。小説のようで、一気に読めてしまいます。
Amazonで詳細チェック⇒ あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
カサンドラのジレンマ(Believing Cassandra) - アラン・アトキソン
今のままでは将来が危ない。でも、どんなに訴えても世間は耳を傾けてくれない。そんなジレンマに陥ったとき、どうすればよいのかを教えてくれる本。地味ですが、とても大切な根本的なことを教えてくれます。現状を憂いて何かを変えなくてはならない、でもどうしたらいいのかわからない、そんな悩みを抱えている方、そして本気で世の中を変えようという意気込みのある方に、お薦めの良書です。
Amazonで詳細チェック⇒ カサンドラのジレンマ 地球の危機、希望の歌
メス化する自然―環境ホルモン汚染の恐怖(The Feminization of Nature) - デボラ・キャドバリ
環境問題を考えるきっかけとするのに良い本。古い本ですが、あまり派手に報じられることのない真実が書かれていて、今後の生き方について考えさせられます。
Amazonで詳細チェック⇒ メス化する自然―環境ホルモン汚染の恐怖
エコデザイン -
浅井 治彦、益田 文和 編、田中めぐみ、 照沼太佳子 他 著
エコデザインとは何か、エコデザインを実現するにはどうすればよいのか、
世の中にはどういうエコデザイン製品があるのか―プロダクトからグラフィック、ファッション、社会まで多岐に亘り、エコデザインの概念、手法、事例を紹介する本。
詳細はこちら⇒ 【本のご紹介】エコデザイン
生き方関連本
神との対話(Conversation with God) - ニール・ドナルド・ウォルシュ
素直な心で読むと心に染み入る良書です。なぜこの世に生まれてきたのか、この世で何をすべきなのか、地球や人類はどのようにして生まれ、成り立っているのか、平易なことばで教えてくれます。人生の目的を見失ったとき、世界の行く先に憂いを覚えたとき、ぜひ読んでみてください。全3巻の大作ですが、巻が進むごとに高度なレベルが学べますので、全巻読破を強くオススメします。現在はシリーズ化して「神対」本がたくさん出ています。アメリカでは著者がなぜこの本を書くに至ったかが映画化されています(日本版はまだないようです。題名は「Conversation with God」)。
Amazonで詳細チェック⇒ 神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ)
生きがいの創造 - 飯田史彦
まだ読んでいない方がいらしたらぜひ読んでみてください。生きがいシリーズとしては相当数出ていますので、興味のある物から色々と読まれると良いと思います。人間が生まれて生きる意味、少しずつ理解できる気がします。まずは「生きがいの創造」と「生きがいの創造II」から読み始めるのがオススメ。
Amazonで詳細チェック⇒ [完全版]生きがいの創造 (PHP文庫)
聖なる予言(The Celestine Prophecy) - ジェームス・レッドフィールド
ペルーで発見された古文書をめぐるアドベンチャーを小説的に書きながら人生にとって大切な9つの知恵を教えてくれる良書。ベストセラー本です。小説と捉えるか、人生に活かすかはあなた次第。シリーズ化されていますので、続編も色々と読んでみてください。アメリカでは映画化もされています(日本版は出ていないようです。題名は「The Celestine Prophecy」)。
Amazonで詳細チェック⇒ 聖なる予言 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
無I 神の革命 - 福岡正信
自然農法の祖とされる福岡正信氏が、1985年に著した本の新版。
「物の価値とは何か」「知るとはどういうことか」「人間は科学で何を得られたか」-宇宙の真理を前に人間は「無」でしかないことに気付いた福岡氏。
自然をコントロールできるかのように振舞う愚かな人類に、お灸を据えてくれる本。初版から20年以上を経ても未だに多くのことを学ばせてくれる良書。
Amazonで詳細チェック⇒ 無〈1〉神の革命