ヴァン・ルーウェン・アルチザン・アイスクリーム
Van Leeuwen Artisan Icecream
夏になると聞こえてくる、アイスクリーム屋台の音楽。
キッズのみならず、ニューヨーカーなら誰でもつい反応してしまいます。
でも、移動販売のアイスクリームって、なんだか人工的な味。
どんなに暑くても、今すぐアイスが食べたいって思っても、手軽な添加物入りのアイスではなく、やっぱり自然食材で作ったアイスをおいしく食べたいもの。
ということでオススメなのが、オールナチュラル・アイスクリームの移動屋台、ヴァン・ルーウェン。
夏になると、ソーホーなどニューヨーク市内のどこかに毎日出没。
オールナチュラルなだけでなく、とにかくおいしいんです。
ベースとなるカスタードの原料は、ホルモン投与されていない牛から絞った牛乳と生クリーム、卵の黄身、サトウキビのみ。
保存料や乳化剤など、添加物や余分なものは一切加えず、家庭で作るアイスクリームと同じ原料で作られています。
それだけだったら、わざわざ出かけていかなくても家で作れてしまいそうですが、そこに足すフレーバーにヴァン・ルーウェン流のこだわりが。
単なるバニラエッセンスを使うなんてもってのほか。
バニラには、パプア・ニューギニアで採れた希少なタヒチアン・バニラビーンズを、4ヶ月間ウォッカの樽に漬けて熟成させた後、バニラビーンを丸ごと挽いてウォッカを加えたものを使っています。
チョコレートは、フランスのミシェル・クルイゼルのチョコレートを使用。
通常チョコレートには、乳化剤としてソイレシチンが使われていることが多いのですが、ミシェル・クルイゼルのチョコレートはソイレシチン未使用。
その代わり、時間も手間もかけて、じっくり仕上げた本物の味なのです(ミシェル・クルイゼルのチョコはABCカーペット&ホームで購入可能)。
ピスタチオはイタリアのエトナ山で採れたもの、へーゼルナッツはイタリア・ピエモンテのもの、コーヒーはフェアトレード認証済のもの、スグリはNY北部のハドソンバレーで採れたもの、ペパーミントはオレゴン州の火山性土でオーガニック栽培されたものを使用、と、とにかフレーバーにはとことんこだわり、それがおいしさの秘密になっているのです。
こだわっているのは、アイスだけではありません。
カップやナプキンはサトウキビを原料とする繊維でできたもの、スプーンやドリンクカップやストローはとうもろこしを原料とするプラスチック、と使い捨て用品にはすべて生分解可能なものを使用。
さらに、利益の1%を絶滅危機種に指定されているマウンテンゴリラを保護する団体に寄付しています。
環境や社会のため、自分の体のため、そしてとにかくおいしいアイスを食べるため、クリーム色のトラックを見かけたら、迷わず駆け寄るべし!
*現在は、屋台だけでなく、ショップもオープン。小売店でカップ入りも購入できます。
Van Leeuwen Artisan Icecream
ウエブサイト:http://www.vanleeuwenicecream.com/
2009/08/07