自転車タクシー:ぺディキャブ Pedicab
(Photo by jason.kuffer)
マンハッタン内を縦横無尽に駆け巡る自転車タクシー、ぺディキャブ。
ぺディキャブとは、三輪自転車の後ろに人を乗せて走る、現代版の力車。
途上国で目にすることの多い乗り物ですが、ニューヨークではとてもポピュラー。
市公認の交通機関として、タクシーやバスと並び市内の至るところを走り、観光ツアーも提供しています。
10ブロックほど先の目的地に行きたいけどハイヒールを履いてるから歩くのは億劫、市内を見ながらゆっくり移動したい、地下鉄のホームに行くのに階段の昇り降りが大変、バスがなかなか来ない、短距離なのでタクシーは使いたくない・・・という時に最適。
自転車の後ろにキャリアを付けた一般的な形に加え、流線形の車体が愛らしい新型ペディキャブもあります。
ぺディキャブは人力で動くから、燃料ゼロ、排気ガスゼロ。
バスや電車やタクシーを利用するよりも、環境にやさしいのです。
2007年以降、ニューヨークではぺディキャブの運転や事業に免許が必要となり、安全性が確保されました。
免許は18歳以上なら誰でも取れますが、車体仕様や運用規定などが厳しく管理され、2011年からはニューヨーク市内で850台までと台数制限が設けられました(ニューヨーク市消費者関連局)。
ペディキャブは、広告媒体としても効果的。
バスやタクシーと比べて速度が遅く、客待ちで停車中のことが多いので人の目につきやすく、環境にやさしい乗り物なので企業のイメージアップにもつながります。
環境にやさしく、見た目もかわいらしく、便利なペディキャブを有効活用して、エコフレンドリーにニューヨークを楽しみましょう。
New York City, Department of Consumer Affairs
ウエブサイト:http://home2.nyc.gov/html/dca/html/home/home.shtml
NYC Pedicab Association
ウエブサイト:http://nycpoa.org/
2012/02/27 訂正
2008/01/10