リーバイス Levi's
デニムの代名詞、リーバイス。
実は、リーバイスのエコ歴はかなり長いのです。
リーバイスが最初にエコ化を試みたのは、1991年のこと。
「リーバイス・ナチュラルズ」というコレクションを展開し、コットン自体に元から色が付いているために生地を染色する必要がない「カラード・コットン」を使用したジーンズやジャケットを販売。
その後、「リーバイス・シルバータグ・エレメンツ」というコレクションを発表し、カラード・コットン以外にも、リサイクルポリエステルやオーガニックコットンを使用した商品を展開。
そして、06年には100%オーガニックコットンであるだけでなく、タグやステッチまでオーガニック素材を採用した「リーバイス・エコ」コレクションを発売。
同時に発売されたプレミアムラインの「キャピタルE」エココレクションでは、ボタンやリベット、ジッパーにリサイクル素材を使用、環境に優しい染色方法も採用しました。
その後、「リーバイス・エコ」は、リサイクルコットンを採用するなど多様化しますが、次第にフェードアウト。
現在は、水使用量の削減に積極的に取り組んでいます。
企業全体でも、工場から発する温暖化ガス排出量を測定したり、全生産工場で有毒性の高い物質の使用を禁止したり、環境関連プロジェクトに出資したりと、様々な努力を続けています。
さまざまな変遷はあるものの、リーバイスは1991年から何度も繰り返し環境のための試みを続けている環境優良企業。
サステナブル素材のコレクションがなかなかうまく行かないのは、私たち消費者がリーバイスの環境意識の高さについて行けていないだけなのかもしれません。
次にリーバイスがサステナブルな取り組みを行ったら、商品を購入することでその試みを支援してみてはどうでしょう。
見た目のかっこよさでジーンズを買うのも良いけれど、環境への配慮を考えたジーンズを買うことが、本当の意味でのかっこよさといえるのかもしれません。
Levi's
ウエブサイト:http://levi.com/
2012/01/15 訂正
2008/02/01