2011春夏ニューヨーク・ファッションウィーク、
開幕

2011SS Fashion Week

ブライアントパークからリンカーンセンターのダムロシュパークに移った新生ニューヨーク・ファッションウィーク、いよいよ開幕です。

リンカーンセンターといえば、オペラやバレエ、クラシック音楽のコンサートなどが開催されるアートのメッカ。そのため、新生ニューヨーク・ファッションウィークは、アートとファッションの融合と称されています。

ダムロシュパークは、オペラの殿堂メトロポリタン・オペラハウスと、バレエ公演などが行われるデービッド・H・コーク・シアターの間にある87,000スクエアフィート(8,083㎡)の広大なスペース。
そこにテントを設営したので、会場内の大きさはブライアントパークの30%増となったのだそう。

会場自体はブライアントパーク時代と変わらない仮設テントですが、オペラハウスとコークシアターに挟まれる形で配置された会場入り口には、60x70フィート(18-21m)の巨大な石の建築物が設置され、豪華な両建築物に負けない雰囲気。
裏の仮設テントがすっかり隠れ、まるで大きなビルが建てられたかのよう。これまでの三角屋根のテントと比べてかなりゴージャスになりました。

2011ss fashion week

ファッションウィークは、7億7,700万ドルの経済効果をもたらしてくれるとあって、ニューヨーク市も全面的にイベントをバックアップ。
会場への最寄り駅66th St・リンカーンセンター駅に止まる1番線の電車を”ファッションライン”と命名したり、ブルームバーグ市長が開会の挨拶をしたりと、市は積極的に協力体制をアピールしています

今シーズンはリンカーンセンターでの新たなスタートということで、ニューヨークは街中がお祭り気分。
ファッションウィークスタートの2日前の9月7日には、大規模な一般向けのアウトドアファッションショー”ファッションズ・ナイトアウト・ザ・ショー”が開催されました。

ショーは、9月10日に開催されるファッションナイトアウトに参加するブランドやショップで販売している商品を、ナオミ・キャンベルやジゼルなど有名モデルたちが着用し、観客席の間をキャットウォークするという贅沢なもの。
当然ながら、1500枚のチケットは8月下旬の発売直後に即刻完売。売上はニューヨーク市AIDS基金に寄付されるのだそう。

そして、今年もニューヨーク・ファッションウィークと並行して、エコデザイナーたちによるグリーンファッションショーが開催されます。

一方で、いわゆる”エコデザイナー”とは呼ばれていない、ダムロシュパークでショーを開催する著名デザイナーたちも、徐々にサステナブルな素材を使用するようになってきました。

遠くない将来、ファッションウィークに参加するデザイナーすべてが”エコデザイナー”になることを願って、新しくなった2010春夏ニューヨークコレクション、楽しみましょう!

Mercedes Benz Fashion Week
ウエブサイト: http://www.mbfashionweek.com/

2010/09/09

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