ファッションズ・ナイト・アウト、
バーニーズNYはエコイベントが盛りだくさん
NYコレクション初日夜に開催されたファッション・ナイト・アウト。
多くの店で様々なイベントが開催されましたが、バーニーズ本店はエコイベントが盛りだくさんで、大盛況。
この夜、巨大ファッションイベント会場と化したバーニーズ。
8階COOPでは、サステナブルなイベント3つを同時開催。
まずはヴォーグのファッションディレクター、トーン・グッドマンが、バーニーズ店内からセレクトしたという、サステナブルアイテムコーナー(上写真)。
この冬大活躍しそうな、オーガニック・バイ・ジョンパトリックのカシミアセーターやレギンス、シール・トゥルードンの生分解可能なベジタブルキャンドル、オーガニック糸をアンティーク織機で織ったマリア・ラ・ロサのコスメポーチ、バンフォードのオーガニックボディオイル、ベジタブルなめしのバーニーズオリジナルバッグなどを、彼女が担当したヴォーグのグリーン特集号とともに展示。
ルームステイトのコーナーでは、デザイナーのローガン・グレゴリーさん、スコット・ハーンさんが登場。ファッション・ナイト・アウトTシャツにハンドペイントしてくれるサービスを提供したり、絶滅危惧種の動物を保護するディフェンダーズ・オブ・ワイルドライフとのコラボによるオーガニックコットンTシャツを販売したりと、楽しいブースに。
オーガニック・バイ・ジョン・パトリックのコーナーでも、デザイナーのジョン・パトリックさんが登場。商品を購入すると、とってもキュートなストライプのオーガニックコットン製ロングスカーフをプレゼント、という太っ腹なイベントを展開。
さらに、サステナブルな活動をしている彼の友人たち、エアルーム野菜の種を保存・販売しているハドソンヴァリー・シード・ライブラリーの創業者や、10月にスタテン島で開催されるアートイベントで、貨物用パレットを使った巨大なアートピース(その作品の中でさらに他のアーティストたちが作品を展示)を製作する建築ユニット、アーキコープのメンバーなどを招き、彼らの活動を紹介するコーナーを設置。ファッションに留まらず、サステナブルな活動全般を啓蒙しました。
5階では、スローファッションでおなじみのアラバマ・チャニンのデザイナー、ナタリー・チャニンさんが登場し、手縫いのワークショップを開催。
バーニーズがカルチャーセンターに早変わり、といった様相を呈しましたが、参加されたみなさん、アラバマ・チャニン風スローなサークルソーイングをとっても楽しんでいました。
その他の階でも、アレキサンダー・ワンやマノロ・ブラニク、リチャード・チャイ、ブライアン・レイエス、ベナーズ・サラフプール、マリア・コルネホ、イザベル・トレドなどの著名デザイナーたちが登場し、著書の販売・サイン会や撮影会、訪れた人々と気軽にお話をするなど、なんとも贅沢なファッションイベントとなりました。
どの階でも、シャンパンや軽食が振舞われ、各ブランドからの無料プチギフトもあり、会場は大混雑となりましたが、訪れた人々はとても楽しんでいた様子。
これを機に、不況に苦しむファッション業界が盛り返すことを期待したいです。
ただし、あくまでサステナブルにファッションを楽しむことを忘れずに・・・
当日のイベント詳細は、Barneys New York Fashion's Night Outのサイトにて
2009/09/11