オルタナティブ・アース (オルタナティブ) 
Alternative Earth (Alternative)

alternative apparel
(Photos courtesy of Aleternative Apparel)

どこにでも売ってる超定番アイテム、Tシャツ。
でも、着てかっこよく見えるTシャツって、なかなか見つからないもの。

そこで、かっこよくて着心地良くてフィット感があるTシャツを作ろう!というコンセプトの下、1995年にスタートしたオルタナティブ。
実際、オルタナティブの服は、なぜか着やすくて、着るとスタイルよく見えちゃうのです。

そんなオルタナティブが、あるとき、ふと気付きます。
私たちのまわりには、解決すべき問題がたくさんあるんじゃないか?
全生徒に教科書が行き渡らない途上国の学校、人口の増加で全人類に食糧や水が行き渡らない現状、汚染されていく地球環境・・・

嘆いていたって何も始まらない、行動に移さなければ。
そんな思いから、2007年、サステナブルな素材や染色方法で生産するサブブランド「オルタナティブ・アース」が立ち上がったのです。

オルタナティブ・アースは、4つのコレクションで構成されています。
ひとつは、100%オーガニックコットン製の「オーガニックコットン」コレクション(上写真)。
2つめは、通常のコットン(38%)、ポリエステル(50%)、レーヨン(12%)に、オーガニックコットンとリサイクルポリエステルを少し混ぜた(各々6.25%)、ビンテージテイスト漂う「エコヘザー」コレクション(下写真)。

alternative apparl

3つめは、エコヘザーと同じ素材だけど、リブぽい網目のクールな「エコ・ヴァーティグレイン」(下写真)。

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最後は、ポリエステル50%(リサイクルポリエステル6.25%)、コットン46%(オーガニック6.25%)、レーヨン4%の混合繊維で作る「エコ・フリース」(下写真)。

alternative apparel

オルタナティブ・アースがエコなのは、繊維だけではありません。
染色方法には、重金属や有害物質を含まないロー・インパクト染色を採用しています。

サステナブルを謳うブランドであっても、染色方法まで気を使うことはなかなかないのが実態。
素材と異なり、染色方法はラベルに記載する必要がなく、消費者にはわからないため、そこまで対応しない企業も多いのです。

オルタナティブ・アースは、手間がかかっても、ラベルに記載することはなくても、環境にやさしい染色方法にこだわっています。

「オーガニックコットン・コレクション」以外、サステナブル素材の使用率があまり高くない点が気になりますが、完璧にサステナブルになるのは難しいこと。

染色もエコ、素材も100%エコ、とになれば、その分価格に反映されます。
多くの人の手に届くよう値段を抑え、クールなテイストは残しつつ、そのうえエコ、という、若葉マークのエコピープルに向けたコレクションを提供しているのです。

オルタナティブは、「Common Thread」というコミュニティを形成し、エコイベント開催したり、ウエブサイトや冊子でエコ情報を提供したり、エコ&クールなライフスタイルを広める活動も行っています。

今まであまりエコな生活をしてなかったけど、ちょっとエコファッションを始めてみようかな、という方は、迷わずオルタナティブ・アース。
絶対満足のフィット感とスタイルで、プチエコ感覚が楽しめます。

Alternative Earth (Alternative)
ウエブサイト:http://www.alternativeapparel.com/

2009/10/08

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