デニムリサイクルの
「コットン・フロム・ブルートゥグリーン」、
アメリカン・イーグルとコラボ
(Photo courtesy of American Eagle Outfitters, Inc.)
カレッジキッズに人気のアパレルブランド、アメリカン・イーグルが、デニムリサイクルキャンペーンを開催中。
10月18日までに、コーネル、マサチューセッツ、セントラル・フロリダ、テキサス州立、UCLAなど全米の47大学と、アメリカン・イーグル850店舗に、古いデニム製品を持ち寄り寄付した人はアメリカン・イーグルの20%割引クーポンを入手できるというプログラム。
デニム製品は、ジーンズでもスカートでもジャケットでも、どんなものでも受け取ってもらえます。
回収したデニムは後日断熱材に再生し、ハリケーン・カトリーナなどの被災者や環境に配慮した地域プログラムに寄付されます。
これは、コットン促進団体のコットン・インコーポレーテッドが2006年から行っている、「コットン・フロム・ブルートゥグリーン」というリサイクルプログラムとのコラボによるもの。
大学構内でのPR活動を積極的に進めるアメリカン・イーグルと、多くの大学を巻き込んでデニムの回収を行ってきたコットン・フロム・ブルートゥグリーンの利害が一致し、実現したのです。
コットン・フロム・ブルートゥ・グリーンは、2006年の開始以来、ブルーミングデールズ、ナショナル・ジーンカンパニー、アーネストソーン、ギャップ、G・バイ・ゲス、ゲス・バイ・マルシアーノ、ランズエンド、ロック&リパブリック、サックス・フィフスアベニュー、バニティと、さまざまなブランドや小売店とコラボを行ってきました。
これまでに、66万2,111枚のデニムを回収し、148万5,000スクエアフィート(13万8,000㎡、家1,322軒分)分の断熱材に再生しています。
(Photo courtesy of Bonded Logic, Inc.)
回収したデニムは、ボンデッド・ロジック社のサステナブル断熱材「ウルトラ・タッチ」に生まれ変わります。
ウルトラ・タッチは、同プログラムで回収したデニムとその他のポスト・コンシューマ・リサイクルコットンを80-85%使用しています。
発がん性物質や危険な有害物質を使用していないので、LEED認証取得を目指す建築も使用可能な断熱材です。
コットン・フロム・ブルートゥグリーンでは、ハリケーン・カトリーナの被災地域を中心に断熱材を寄付してきましたが、2010年からは環境にやさしいグリーン・ビルディング建築を行う地域プロジェクトから公募を行い、優秀なプログラムに寄付しています。
服は、捨ててしまえば、ただのゴミ。
でも、リサイクルすれば、貴重な資源になるのです。
近所の古着屋さんでも、企業や自治体のリサイクルプログラムでも、古着は捨てずに、引き取ってくれるところに持っていきましょう!
American Eagle Outfitters
ウエブサイト:http://www.ae.com/
Cotton from Blue to Green
ウエブサイト: http://www.cottonfrombluetogreen.org/
2011/10/17