エンパイヤステートビル、
LEEDゴールド認証獲得

empirestatebuilding

ニューヨークのランドマークであるエンパイヤステートビルがエコ建築認証のLEEDゴールドを獲得しました。

エンパイヤステートビルは、102階建て、高さ1,472フィート(449m)、総面積280万スクエアフィート(26万㎡)の巨大ビルでありながら、1931年に建てられたという古い建物。
国定歴史建造物にも指定されている、由緒ある建築物でもあります。

そのエンパイヤステートビルが、2008年にクリントン環境イニシアチブやロッキーマウンテンといった著名環境団体とタッグを組み、総工費5.5憶ドルの”サステナブル改装プロジェクト”を開始。
2013年までに08年比でエネルギー消費量を38%削減、同時にコストを年440万ドル削減することを目標に、約1億ドルをかけてさまざまなサステナブル化の取り組みを行ってきました。

二酸化炭素排出量に関しては、年に550万キロワット/時のカーボンオフセット権を購入し、15年間で105,000メートルトン削減することを目標としています。

その他、認証獲得に向けて行われた環境対策は、節水型トイレの設置、環境にやさしい清掃用品や殺虫剤、リサイクル紙、リサイクル繊維製カーペットの採用、壁紙・ペンキ・接着剤は低VOCの製品を使用し、テナントが出すゴミや建築廃材のリサイクル、各テナントとのリース契約にも省エネ項目を盛り込むなど。

こうした施策を実践し、構想発表から3年の歳月を経て、ようやくLEED認証を獲得したのです。

築80年の古い建物でありながら、最先端技術を駆使してLEED認証を獲得したエンパイヤステートビル。
古い建築物が多いニューヨークでも、サステナブルになりえることを教えてくれています。

Empire State Building
ウエブサイト:http://www.esbnyc.com

2011/09/19

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