トムズ・シューズ、"靴を履かない日"イベント

一足買うと一足寄付される、トムズ・シューズ。
4月8日を"靴を履かない日(One day without shoes)"とし、裸足で暮らす人々の大変さを共有するイベントを開催しました。

家に入る時に靴を脱ぐ習慣のある日本では、靴のない生活は特別珍しいことではありませんが、外出時には靴がなくては生活できません。
まして、家の中でも靴を履くスタイルが定着している欧米では、靴は生活するうえで欠かせない大切なアイテムです。

その一方で、世界中で多くの子供たちが、靴を買うことができないために裸足で生活し、怪我や病気と戦っているという事実もあります。

トムズ・シューズはそんな子供たちのために、一足購入されたら一足寄付するという仕組みを作り、彼らをサポートしてしてきました。
そして、もっと多くの人に靴のない生活の大変さを理解してもらうため、4月8日を裸足で生活してみる日に設定したのです。

ヘザー・グラハム、クリステン・ベル、ブリタニー・スノウ、ジョナス・ブラザーズなど、多くのセレブもこのイベントを支援。ビデオでイベントへの参加を訴えました。

都会の道路は、色々な物が落ちているし、決して清潔とは言えず、裸足で歩くことはとても危険。
それでもこの日、全米の多くの都市で、裸足で歩くイベントが開催されました。

裸足で外を歩く危険を冒さずとも、トムズシューズのドキュメンタリビデオ上映イベントが行われたり、ツイッターに個々にコメントを寄せたり、裸足で生活している様子を写真やビデオに撮って紹介したりと、多くの人が様々な形でイベントに参加しました。

本来、人間は動物と同様、裸足で歩くべき生き物。
靴の大切さを訴える以前に、裸足で歩ける環境を作ることの方が大切なのかもしれませんが、それにはかなりの時間と労力が必要でしょう。

それに、トムズ・シューズが靴を寄付しているのは自然豊かな途上国。
たとえコンクリートではなく土の上を歩く生活ができる環境にあっても、土壌の細菌などから深刻な足の病気が発生しているのですから、人間にとって、もはや靴はなくてはならない存在なのでしょう。

4月8日、靴を履かない日。

世の中には先進国に住む私たちが想像もできないような苦労を背負って生きている人々がいるという事実を知り、そうした人々を助けるために行動を起こし、そして周りの人に"気付き"を与えることができた日。
サステナブルな社会の実現に一歩近づいた、大切な一日だったのかもしれません。

Toms Shoes - Oneday Without Shoes
ウエブサイト: http://onedaywithoutshoes.com/

2010/04/09

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