「ワン・フォー・ワンの」トムズ、
			    他ソーシャルブランドの商品販売を開始 
		
ひとつ買うとひとつ寄付される「ワン・フォー・ワン」ビジネスを構築した、トムズ。
靴ブランドとしてスタートし、2011年にサングラス事業に進出、「ワン・フォー・ワン」企業へと昇華しました。
    そして今回、さらなる社会的影響を生み出すべく、トムズのウエブサイト上に「マーケットプレイス」というコーナーをオープン。
    他のソーシャルブランドの商品販売を開始しました。
選ばれたのは、30ブランド、200商品。
服、バッグ、ジュエリー、帽子、スカーフ、インテリア雑貨、そしてヘッドフォンやサッカーボールまで、さまざまな商品を取り揃えています。
社会貢献領域は、子供、教育、健康、雇用、栄養、水、の6分野。
サポートする地域は、世界全域。
通常のセレクトショップのサイトと異なり、商品カテゴリだけでなく、サポートする分野や地域からも商品を選ぶことができます。
参加したブランドは、みな社会のために事業を行っているものの、志も貢献の仕方も多種多様。
    たとえば、笛をモチーフにしたネックレスを販売するフォーリング・ホイッスルズは、コンゴの内戦の最前線に送り込まれる子供たちを救うことを理念に掲げるブランド。
    ネックレスの販売で得た資金を現地のパートナーに送り、前線から帰還した子供たちのリハビリや教育、食事を提供しています。
    笛は、前線に送られる子供たちが持たされる唯一のものなのだそう。
イエローリーフ・ハンモックは、タイの貧しい村人に生きる糧と尊厳を付与するため、彼らが作るハンモックを販売するブランド。
  ジョーさんは、タイ旅行時に目にしたハンモックの美しさに惹かれ、急遽生産している村を訪れたところ、その貧しい状況を目のあたりにして、現地を助けることを決めたのだそう。
ヘッドフォンをひとつ買うごとに聴覚に問題のある人ひとりを助けるLSTN(リッスン)や、ひとつ買うごとに収益の半分を飢えに苦しむ子供たちに食事を提供するジュエリーブランド、ハーフ・ユナイテッドなど、「ワン・フォー・ワン」のアイディアを踏襲したブランドも多数参加しています。
ハーフ・ユナイテッドのカーミンさんは、ジャーナリストとしてトムズの靴を寄付するツアーに参加し、ソーシャルアントレプレナーとして目覚めたのだそう。
「マーケットプレイス」は、ブランド側はトムズのネームバリューを借りて成長でき、トムズはソーシャルブランド販売のプラットフォームとして一事業を築けるという、双方にとってメリットのある取り組み。
「商売には利益以上の価値がある」と謳うトムズの試み、応援したくなりますね。
 Tom's Market Place
          ウエブサイト:http://www.toms.com/marketplace/
              
2013/11/05
