ニューヨーク市、レジ袋課税加速

plastic bag

ニューヨーク市が2009-13年度の予算を発表しましたが、そのなかで、レジ袋に対する税収予定額が8,400万ドルにものぼっていることが判明。

レジ袋に課税する提案は08年11月にも出されていますが(こちら)、そのときは年1,600万ドルの予測でした。

それが、なんと5倍以上に!
5倍にも膨れ上がった理由は、11月の提案時は食料品店のみを対象としていたそうですが、今回はレストランやデパートも含むビニールのレジ袋を使用するすべての店を対象としたからとのこと。

2011年度予算では1億4,400万ドル、2012と13年は1億2,400万ドルとされています。
1枚5セントを徴収するそうですから、枚数に換算すると、2010年度は16億8,000万枚、2011年度は28億8,000万枚!
ニューヨーク市の人口は約830万人ですから、2011年度は、ひとりあたり年間347枚。ほぼ一日一枚使うという計算です。

この試算がどこまで正しいのかはわかりませんが、一日一枚ならあながちわからない数値でもありません。
ニューヨーク市民がいかにレジ袋を消費しているかということですね。

ほとんどのニューヨークのメディアは、このレジ袋予算案に対して、「不景気で財政難にあえぐニューヨーク市をレジ袋が救う」というような論調でしたが、「5セント払って生分解しないビニール袋を購入するより、マイバッグを持参して環境対策に貢献しよう」と訴えるのが本来の姿のような気がします・・・。

マイバッグは持っているけど持ち歩いていない、使っていない、なんていう人は、ぜひこの機会に小さくたためるマイバッグを常に携帯し、使いましょう!

ニュースリソース:New York City Website

2009/02/09

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