ニューヨーク市、レジ袋に課税する法案を提出
環境対策に熱心なニューヨーク市長、ブルームバーグ氏が11月に提出した予算案で、レジ袋に課税する案が盛り込まれていました。
ひとつのレジ袋(ビニール袋)に対し5セントを課税することで、生物分解可能な袋か再利用可能な袋の使用を促すことが狙い。
この法案が通れば、年1,600万ドルの税収入になることが予想されています。
方法は、店舗側がビニール袋ひとつに対し市に5セント支払うか、店舗側が5セントで購入し顧客から6セント徴収する(1セントは店側の利益)、のいずれか。
現在のニューヨーク市条例では、5店舗以上あるいは5,000スクエアフィート以上の店舗を市内に保持している小売店は、レジ袋リサイクル用の箱を設置し、顧客がリサイクル用のレジ袋を持ってきたら受け取り、再利用可能なバッグを販売することが義務付けられています。
現在アメリカでレジ袋を法律で禁じているのは、サンフランシスコ市のみ。サンフランシスコでは生物分解できないビニール袋を法律で禁止しています。
地球全体の利益を考えたら、ビニール袋は使わない方が良いのは間違いありません。
でも、人間は弱いもの。
頭でビニール袋は環境に良くないってわかっていても、法律で禁止されない限り、どうしてもマイバッグを忘れたり、まあいっか、って思ってしまったり・・・
だから、今回の法案はとても良いことなのではないでしょうか。
環境が汚染されたら巡り巡って自分や自分の子孫に返ってくるってこと、常に忘れないようにしたいものです。
ニュースリソース:NYCウエブサイト(PDF)
2008/11/19