アン・フォンテーヌ、
ブラジルの熱帯雨林を保護する財団を設立

anne fontaine foundation
(Image Courtesy of Anne Fontaine Foundation)

シャツブランドのアン・フォンテーヌが、ブラジルの熱帯雨林を保護するための財団を設立しました。

保護対象としているのは、ユネスコの世界遺産にも登録されている、ブラジル東部のアトランティック・フォレスト。
2万種の植物のうち40%、2,315種の動物のうち30%がこの地域にしか生息していない固有種という、生態系豊かな場所です。

この熱帯雨林が、現在消滅の危機にさらされています。
かつては3億3,100万エーカーもあった広大な熱帯雨林が、現在では7%程度の2,500万エーカーに縮小。
現在この地域には1億3,000万人が居住しており、農業や違法伐採などにより、森林の縮小に歯止めがかかりません。

そのため、多くの地元NGOが森林保護活動を行い、国連環境計画と環境団体のネイチャー・コンサーバンシーも2015年までに10億本の木を植林するプログラム”プラント・ア・ビリオンツリーズ”(Plant a billion trees)を実施し、希少な資源である熱帯雨林の消滅をなんとか食い止めようと試みています。

この活動に、ブラジル出身のアン・フォンテーヌが参画。
財団を通して、今後5年間で100万本の木を植林し、種苗事業を開始する予定。
そして、年に一度、フォレスト・デーと称し、全世界のアン・フォンテーヌ直営店の売上の50%を財団に寄付する日を設けました。

最初のフォレストデーとなる今年10月20日には、ブラジル人アーティストによる熱帯の自然をテーマにしたアート作品をニューヨークの旗艦店に展示。
同アーティストとアン・フォンテーヌ自身によりデザインされたブラウスや飾り襟とともに、サイレント・オークションで販売され、利益は財団に寄付されました。

Anne Fontaine Foundation
(Image Courtesy of Anne Fontaine Foundation)

アン・フォンテーヌ直営店とウエブサイトでは、年間通し、リサイクルポリエステル製で生分解可能なエコバッグを販売しています(20ドル)。
バッグの利益は全額財団に寄付され、ひとつ購入すると10本の木が植林されることになります。

バッグを購入しなくても、財団のウエブサイトからは簡単に寄付ができます。

熱帯雨林は、豊かな生態系を守るためだけでなく、温暖化を抑える効果もある、私たち人類全員にとって大切な資産。

植林に貢献して、私たちのために熱帯雨林を守りましょう!

Anne Fontaine Foundation
ウエブサイト:http://www.annefontainefoundation.org/

2011/10/31

  • ピックアップ記事