スタディ・バイ・タラ・セントジェームス
2011秋冬コレクション

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エコドマーニ・サステナブル賞を受賞したスタディ・バイ・タラ・セントジェームスが、2011秋冬コレクションを発表。

オーガニックやリサイクル素材の使用はもちろんのこと、端切れや古着を有効活用したゴミを出さない「ゼロ・ウエイスト(ゴミゼロ)」生産を採用し、ニューヨーク市内のローカル生産を重視、例外的にマダガスカルやインドの職人によりフェアトレードで生産するという、まさにサステナブルなコレクション。

サステナブルであるだけではなくデザインも素晴らしく、アートピースにもなり得る一点ものの美しい作品から、いますぐ着たい日常ウエアまで幅広く揃っています。

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こちらは、マダガスカルの森林破壊を守る非営利団体CPALI(Conservation thorugh Poverty Alleviation:貧困緩和による生態系保全)が手掛けるワイルドシルク素材で作られた、一点ものの美しいコクーンスカート(ワイルドシルクの詳細はこちらの本に記載)。
トップスは、ビンテージコットン製。

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過剰在庫として廃棄される運命にあったヘリンボーンのジャンプスーツに、同じく過剰在庫のウール素材で作られたラップコートを合わせています。

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左は、ウルトラスエード素材をリサイクルして作れたジャケット、オーガニックコットンのタンクトップ、ヘンプ・シルクのパンツ。
右は過剰在庫のウール製トレンチコートと、インドのバンガロールにある工場でフェアトレード生産された手織りシルクのパンツ。

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左はビンテージ素材のコート、ビンテージウールブレンドのスカート、オーガニックコットンのタンクトップ、右はハンドニットのトップスにビンテージウールのガウチョパンツ。

その他、ファッション大学パーソンズのリサイクルプロジェクトとのコラボによる作品もあり、さまざまなサステナブルな試みを取り入れています。

世界中のたくさんの人々の力で作り上げた、スタディのコレクション。
グリーンファッションといってもさまざまな手法があること、ひとつのアイテムを作り上げるのに世界中の人たちが協力していること、生態系や貧困などファッション業界にかかわる多くの問題があることなど、大切なことをたくさん学ばせてくれます。

STUDY by Tara St. James
ウエブサイト:http://www.study-ny.com/

2011/02/15

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