スタディ・バイ・タラ・セントジェームス
Study by Tara St. James
2009年秋にスタートした、ニューヨークのサステナブルブランド、スタディ。
サステナブルな素材を用いて、ニューヨークでのローカル生産と世界の貧しい地域でのフェアトレード生産を行っています。
また、素材や生産方法がサステナブルなだけでなく、さまざまなプロジェクトを行うことでも有名。
最初のコレクションでは、デザイン・生産工程をユーチューブで公開し、ファッションショー開催資金として寄付を募る、クラウドファンディングをいち早く実践。
寄付した人は、ギフトをもらえたり、ショーに招待されたり、オーダーメイドの服を作ってもらえたりと、金額に応じて見返りが得られる仕組みを作り、大きな話題に。
結果、6,000ドル以上の寄付金を集め、ニューヨーク・ファッションウィーク中にショーを行うことに成功します。
最近では、ペルーの織物職人の女性たちを支援するプロジェクト、アワマキ・ラボの指導役を務めたり、スタディでインターンをする学生たちにサステナブルファッションをデザインさせ、STUDY Hallというサブコレクションで発表・販売するなど、次々と新たな試みを打ち立てています。
こうしたサステナブル・アイディアを実現する実行力が評価され、2011年にはエコドマーニ・サステナブル賞を受賞。
今後は、世界各国の職人サポートプロジェクトをさらに広げ、メンズコレクションも手掛ける予定だそう。
デザイナーのタラ・セントジェームスさんは、エコブランド「コベット」の元クリエイティブ・ディレクター。
ゆえに、サステナブルファッション生産の経験は豊富。
その経験を活かし、ブログを通じて様々なプロジェクトを実現してしまう、新しい時代のサステナブルデザイナーなのです。
2011秋冬コレクションでは、イタリア・ヴォーグが取材に来るなど、高い注目を集めています。
STUDY by Tara St. James
ウエブサイト:http://www.study-ny.com/
2011/02/14