40歳未満のヤング農家40人発表!
(Photo by gwen from flickr.com)
アメリカでは、40歳未満のアントレプレナー40人とか、30歳未満の長者番付30位とか、若い成功者を称えてランキングを発表することがよくありますが、エコサイトの"Monther Nature Network"が、40歳未満農家40人(40ファーマー・アンダー40)を発表。
そしてなんと、毎年長者番付を発表するフォーチュン誌(ウエブ版)も、その記事を取り上げ、中から6人をフィーチャーしたのです。
なんとなく、農家はおじちゃんやおばちゃん、おじいちゃんやおばあちゃんがやるもの、という印象がありますが、アメリカでは最近、若い人が食や農業、中でもオーガニック食や地産地消の大切さに気付き、さまざまな職業から農家に転身することがとても増え、それがとてもクールなことと受け止められています。
実際、記事に登場したヤング農家たちは、シンガーやライターだったり、農業の映画を作っちゃったり、NPOにしちゃったりと、単なる農家でなく、生き方がとってもかっこいい。
しかも、ホントに農家?って思っちゃうおしゃれな人もたくさんいるのです。
リストは、1~40位にランキングされているわけではなく、同誌が見つけた、あるいは自薦・他薦された40人を順不同で挙げたものですが、農場はカリフォルニアあらニューヨークまで全国津々浦々。
ほとんどが、農場で農家を経営している方々ですが、おもしろいのが、ニューヨークのブルックリンから登場した映画制作会社のイアン・チェイニーさんとカート・エリスさん。
ブルックリンに農場?と思ったら、なんとこのふたり、ピックアップトラックの上に農場を作っちゃったのだそう。
家の屋上に土を入れて庭にしてしまうグリーンルーフは、いまやニューヨークではあちこち見かけますが、まさにその技術を応用して、車の荷台に農場を作ったというのだから、びっくり。
オーガニック農法で、レタスやルッコラ、パセリやバジルなどを育てているのだそう。
しかも、車に設置された太陽熱発電のカメラで24時間撮影し、それを映画にしてDVD販売しているのだとか。
ニューヨーカーなら、20ドル支払えば、DVDとトラックで収穫した新鮮野菜をいただけちゃいます。
食糧自給率120%を越すアメリカでも、若い人がいかに食や農業が大切かを感じ、実際に行動に移しているというのは素晴らしいこと。
自給率40%の日本は、なおさらがんばらなくてはなりませんね。
いきなり農家になるのは大変なので、まずはオーガニック食を始めてみるとか、農家訪問してみるとか、とにかく興味を持ち、行動を起こすことが大事です。
いまこそ農業の大切さを実感し、行動に移しましょう!
ニュースリソース:
・Mother Nature Network, 40 Farmers under 40
・Fortune, Look who's farming now
Mother Nature Network
ウエブサイト:http://www.mnn.com
2009/07/25