アートエコバッグの展覧会
「The Nomadic "decob"」、
13日からブルックリンで開催
いまや、持ってない人はいないと思われるほど普及したエコバッグ。
でも、お買い物の度にちゃんと使っている人ってどのくらいいるのでしょう?
小さくたためて常に持ち歩けるエコバッグなら、不意のお買い物にも対応できますが、大きなものを購入したときには使えなかったり・・・
どれだけ気をつけていても、プラスチックのレジ袋使用率をゼロにするのは、なかなか大変なこと。
それに、環境のためはいえ、かわいいエコバッグを見つける度につい購入してしまったり、イベントごとに配られるエコバッグが大量にタンスの肥やしになっている・・・なんて方もいるのでは。
環境を守るために作られたエコバッグなのに、大量生産されて、使われないままタンスの中に眠っているなんて、それこそ環境汚染。
それならば、お気に入りエコバッグをひとつだけ、毎日大切に持ち歩き、バッグとしての寿命を迎えるまでながーく使ってもらおうというメッセージを込めて、アーティストたちが心を込めて作った一点もののアーティなエコバッグを紹介する試みが。
それが、「The Nomadic "decob"」展。
ニューヨークの日本語&英語アートマガジン「COOL」がプロデュースするこの企画。
decobとは、Decorated Eco Bag(装飾されたエコバッグ)の略だそうで、Nomadicは、「遊牧民の」という意味の英語。
つまり、100%オーガニック・コットン製、フェアトレードで生産された無地のエコバッグに、ローカルアーティストたちが丹精込めてデザインを施す一点もののアートエコバッグの展覧会を世界中で開催する、という企画。
開催都市は、カナダのトロントから始まり、既に東京、大阪、上海、香港で行われ、今回のNYを経てロンドンでも開催予定だとか。
NY展の開催場所は、ブルックリンのOUCHIギャラリーとZAKKA NYCの二箇所。日程は6月27日まで。
100点以上のアートエコバッグが展示されるそうですから、楽しみです。
13日には、オープニングイベントを開催。
不要なバッグを持参すれば、アーティストたちがエコバッグにリメイクしてくれるそうなので、ぜひ足を運んでみてください。
13日のイベントスケジュールは以下の通り。
13:00 - 17:00 OUCHI Gallery
18:00 - 22:00 ZAKKA NYC
6/8には、国連環境計画の事務局長アヒム・シュタイナー氏が、「海の生態系を侵す、一度しか使うことのないプラスチック製レジ袋などのゴミは世界中で禁止されるべきだ。プラスチック製レジ袋を生産することは、いまやもう正当化できる余地などない。」と明言し、公式に世界各国にプラスチックレジ袋の法規制を求めました(ニュースリソース:国連環境計画サイト)。
この展示会が、ひとりでも多くの人にとって、エコバッグの意味や環境について考え、行動するきっかけになるとよいですね。
The Nomadic "decob"
イベントウエブサイト: http://www.cool-ny.com/decob/
2009/06/12