今年も開催!エコ展示会、ゴーグリーンエキスポ
Go Green Expo

米最大のエコ展示会と称されるゴー・グリーン・エキスポ。
ニューヨーク以外にも、ロスアンゼルス、フィラデルフィア、アトランタの全米4都市に拡大した同展示会ですが、ニューヨークではアースデイ目前の週末3日間にわたり開催されました。
金曜はビジネス向けですが、土日は一般客も入場可能のため、昨年同様、会場は大勢の人でごった返していました。

出展企業は、とにかく多種多様。
エコカーを会場に持ち込んだホンダ、リサイクルゴールド製のジュエリーを作るデザイナー、オーガニックウォッカやチョコレートのメーカー、環境に配慮した印刷メーカー、エコに力を入れるテレビ局NBC、環境映画を作るディズニー、風力やソーラーなど再生可能エネルギーに力を入れる電力会社コン・エディソン、レストランや企業などから余った食品を回収し、困っている人々に提供するシティ・ハーベスト、なぜかレーザー脱毛会社(?)、などなどなどなど・・・・ダークグリーンからライトグリーンまでエコ度の差こそあれ、とにかくあらゆる種類のエコ企業やエコ団体が勢ぞろい。

これら企業や団体のブースを周って話を聞くだけでもとっても参考になりますが、
特に充実しているのが、セミナーや試写会などの併設イベント。
初日は、「ビジネスをグリーンにする方法&グリーンウォッシングを避ける方法」と題し、
ひとくち(Bite)サイズのエコ情報を提供する「IdealBite」の創業者ジェン・ブルデン氏や、
エコ版ホームデポと高く評価されているグリーン・デポの創業者ポール・ノヴァック氏をはじめ、
再生紙や環境配慮型印刷メーカー、「Green Your Work: Boost Your Bottom Line While Reducing Your Carbon Footprint 」というエコ本の著者キム・カールソン氏などが集結し、
どうすればビジネスをグリーン化できるか、その際に何を気をつけるべきか、
グリーンウォッシャー(エコを利用して儲けようとする人・企業)と間違われないためにはどうすべきか、
など、エコビジネスを展開するうえで大切な情報をたっぷりと伝授してくれました。

2日目は、エコカーについてのセミナー。
電気自動車から、ガソリンに代わる代替燃料車まで、
今後自動車業界はどうなるか、電気自動車普及の現状、どんな代替燃料が実現可能か、
ガソリン車の環境への影響などなど、
環境に配慮した未来型自動車について、業界の専門家たちが熱く語りました。
このセミナーを聴講して、ガソリン自動車が縮小段階に入ったことを実感。
オバマ大統領の政策でも、2015年までに100万台のプラグインハイブリッドカーの普及が
掲げられていますが、ガソリン依存型の車は今後どんどん減っていくことになるのでしょう。

その後、「Mariel Hemingway's Healthy Living from the Inside Out: Every Woman's Guide to Real Beauty, Renewed Energy, and a Radiant Life 」の著者、
マリエル・ヘミングウェイ氏の講演・サイン会、
そして、モデルオーディション番組「アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル」の審査員を務める
有名フォトグラファー、ナイジェル・バーカー氏が登場し、
彼が手掛ける映画「A SEALED FATE(封印された(アザラシの)運命)」の試写会とQ&Aセッションが行われ、大盛況に。

そして最終日は、「ナチュラル製品&ヘルシーライフスタイル」、
「グリーン・リーダーシップ」についての2つの講演会。
エコ化粧品キス・マイ・フェイスの創業社長や、有名エコブログ「ツリーハガー」の社長、
エコゴシップブログ「エコラッチ」のエディターなど、
幅広い層の識者が集まって、エコの重要性を語りました。

とにかく、エコ情報が盛りだくさんの3日間。
環境対策の大切さを切に感じる人たちの集まりだから、大いに盛り上がりました。
一般の人でも入場可能という太っ腹な展示会、ゴー・グリーン・エキスポ。
次回開催は恐らく来年のアースデイあたり。
ぜひ訪れて、環境がビジネスとして成り立っていること、肌で感じてみてください。

Go Green Expo
ウエブサイト: http://www.gogreenexpo.com/

2009/04/20

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