DUMBOアートフェスティバル
9/26-28、DUMBOにて、アート・アンダー・ザ・ブリッジ・フェスティバルという、年に一度の街をあげてのアートフェスティバルが開催されました。
DUMBOは、アーティストたちがたくさんスタジオを構えているアートな街。
期間中は、ビルのロビーや空き地、公園と、DUMBOの街中、至るところにアートが展示されていました。
中でも素晴らしかったのは、Reina Kubotaさんの「City of light」(上写真)。
ペットボトルやビン、缶、卵のケースにデリの惣菜用容器と、ありとあらゆるゴミを使って、ニューヨークを表現。
ライトが輝いて、ほんもののマンハッタンの夜景を見ているよう。
近寄ってみてみると、高いビルが立ち並ぶエリアには、背の高いビンを、公園には平たい容器を、とさまざまなゴミをこまかーく使い分けている、その労力に脱帽(上写真)。
マンハッタンを代表するセントラルパークやエンパイヤステートビルも、しっかりあります。
ゴミを使ったアートは最近良く見かけますが、これは本当に美しく素晴らしい作品。
美しさの中に込められているであろう、ゴミを減らそうというメッセージ、しっかりと受け止め、考えたいものです。
そして、もうひとつ素晴らしかったのは、シャンデリアアーティストNatsuさんの「The Lost State」(上写真)。
原始からある純粋な心、一体感を表したという作品。
色とりどりのビーズがライトに照らされ、幻想的な雰囲気を醸し出してます。
Natsuさんは、ビーズはプラスティックだし、ライトを使うし、エコではない、と謙遜されていましたが、たった3つのライトしか使っていないのに、真っ暗な闇をこんなにも美しく彩る彼女の作品は、まさしくサステナブル。
どことなく、アリゾナ州セドナの聖なる山々、あるいは生の力を感じるクモの巣を思い起こすような形状が、スピリチュアルなエネルギーを感じさせてくれます。
100人以上のアーティストが参加したアートフェスティバルですが、偶然にも、素晴らしかった作品二つが、どちらも日本人アーティストのものでした。
このアートフェスティバル自体は、サステナブルをテーマにしているわけではなりませんが、多くのアーティストが作品を通じてさまざまな思いを訴えていて、色々なことを考えさせられるフェスティバルでした。
DUMBO Art Under The Bridge Festival
ウエブサイト:http://dumboartfestival.org/
Natsu Universe
ウエブサイト:http://www.natsuuniverse.com/
2008/09/29