インテリアもグリーンに!
「衣」(グリーンファッション)、「食」(オーガニックフード)、ときたら、もちろん次は「住」のグリーンインテリア。
今年に入ってから、ニューヨークでは、多くのインテリアショップがグリーンアイテムを打ち出しています。
インテリアにおいてグリーンとは何かというと、オーガニック・ナチュラル素材を使用したリネン類や、廃材を利用したリサイクル家具やインテリア小物などのこと。
たとえば、お手ごろ価格でかわいいアイテムが手に入るクレート&バレルでは、リサイクルガラスを使用したグラスや、オーガニックコットンのタオルなどのグリーンインテリア小物を販売。さらに、家具には木を使うことが多いので、FSC(Forest Stewardship Council)やTFT(Tropical Forest Trust)など、環境に害を与えない方法で伐採・森林管理を行っているかをチェックする団体の認証を得たり、これら団体と協力しながら家具の製作を行っています。
それだけでなく、紙袋に再生紙や環境に良いインクを使用したり、店内のライトをLEDに変えたりといった企業努力もしています。
デザイナー家具を扱うショップ、デザイン・ウィズィン・リーチでも、LEDを使用したハーマンミラーのリーフライトや、80%リサイクルアルミを使用したエメコのチェアなど、グリーンなデザイナー家具を前面に押し出しています。
ABCカーペットでも取扱のある、シンプルで使い心地の良い家具ブランド、ミシェル・ゴールド+ボブ・ウィリアムスは、創業当時からエコフレンドリーな会社であり、同社にとってはグリーンが単なるトレンドではないことを強調。
リネン類が自然素材であるのはもちろんのこと、ソファのシートクッションの中身には石油を使わず豆を原料とした素材を使用。家具に使われる接着剤は水性のものを、ベッドのスプリングにも65%リサイクルメタルを使用し、パッケージには100%リサイクル素材を使用しています。
と、こんな感じで、ニューヨークではグリーンインテリアがあたりまえになりつつあります。
こうしてインテリアショップがどんどんグリーン化されるのはとても良いことですが、大切なのは、消費者である私たちも、こうした企業の努力に賛同し、行動を起こすこと。
不要なものまで買う必要はありませんが、何かが必要になったとき、グリーンなものとそうでないものがあったら、極力グリーンなものを選ぶ。見当たらなければ店員さんに聞いてみるのも重要です。顧客の声を吸い上げるシステムを挿入している企業も多いので、私たちの問いかけが企業を変えることだってできるは ず。
インテリアは家で和むのには欠かせないもの。
気持ちよく生活するためにも、グリーンインテリアを選ぶのは大切なことですよね。
Crate & Barrel
ウエブサイト:http://www.crateandbarrel.com
Design Within Reach
ウエブサイト:http://www.dwr.com
Michelle Gold + Bob Williams
ウエブサイト:http://www.mgandbw.com
2008/04/25