イアンノーネ・デザイン Iannone Design
(Photos Courtesy of Iannone Design)
エコフレンドリーな家具で有名なイアンノーネ・デザイン。
エコブームに乗ってグリーンを広告に掲げるエセ・グリーンな企業も多い中、イアンノーネは正真正銘グリーンな家具ブランド。
ロゴにも「エコフレンドリー・ モダンデザイン」と入っているくらいですから、エコなものしか作っていないのです。
イアンノーネの家具の何がエコフレンドリーなのかというと、使用している材料はすべてサステナブル、仕上げにもグリーンな技術を採用しています。
といってもわかりづらいので、具体的に説明すると、
・主に使っている素材はカエデの木の合板ですが、すべてFSC(Forest Stewardship Counsil)という、環境に優しい方法で植林・伐採を行っていることを証明する認証機関の認証を得ているものを採用。
・合板の接着剤には、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドは一切未使用のものを使用。
・低公害の紫外線硬化上塗り剤を使用。
・ベニヤの生産には、丸太から最大限のベニヤを生産できる回転切断を採用。
・木材は、きちんと管理された森林で育てられたものを、地元の木材業者から調達。
・コルクは、コルク樫の木を傷つけることなく剥皮したものを採用。
・生育の早いバンブー素材を使用。
・農業廃棄物であるソルガム(高粱)という植物の茎から作られるエコ素材「キレイボード(日本語名:ドラゴンボード)」を使用。
・漆やセラックニスなど、揮発性有機化合物の少ない水性の仕上げ剤を使用。
・その他、本質的にグリーンになりえない素材に関しても、環境への悪影響が最小限になるよう努力しています。たとえば、ラミネートは、グリーンガードという室内空気品質の認証団体による認証を得たものを採用。
という感じで、新しいエコ素材を積極的に採用して、グリーンへの取組みに努力しているのです。
上の写真は、インテリアセレクトショップでよく見かけるおしゃれなコンソール。
カエデの合板とキレイボードを使用しています。
ドアの白いラミネートはグリーンガードの認証済みなので安心。
こちらは08春夏シーズンのもの。
コルクボードに描かれたナチュラルな絵柄がとってもキュートなキャビネット。
これひとつでお部屋の雰囲気ががらりと変わること間違いなし。
クルミ材とカエデの合板を使用しています。
上の写真は、木でストライプを作ったシックなチェスト。
バンブー、樺の合板やクルミ材を使用しています。
食、衣、がグリーンなら、やはり「住」の家具も環境に優しいものを使いたい。
シンプルながらクラフトマンシップを感じる、自然で美しいイアンノーネのデザイン家具があれば、家にいるのが楽しくなりそう。
*イアンノーネは、米語だと、ヤーノーニとかイヤーノーンとかいう発音になりますが、日本的に言うとイアンノーネになるかと思いますし、同名のスポーツ選手がイアンノーネと日本語表記されているようなので、こちらを採用しました。
Iannone Design
ウエブサイト:http://www.iannonedesign.com/
2008/05/25