アシュトン・マイケル・ブラックレーベル
(Photo by Elisa Hyman Photography)
ファーギーなどのセレブスタイリストとして活躍するアシュトン・マイケルが、エコ繊維を促進するシアトルのテキスタイル企業"RETHINK"とコラボ。
グリーンショーで、"ブラックレーベル"と題したエココレクションを披露しました。
(Photo by Elisa Hyman Photography)
アシュトン・マイケルは、エコや社会貢献をテーマに掲げるブランドが名を連ねるグリーンショーでは少し異色の存在。
アメリカンアイドルやアメリカズ・ネクスト・トップモデルなどテレビの人気リアリティ番組を手掛けるスタイリストとして華やかなショービズ界で活躍する彼だけに、マジメにエコを考えてシンプルライフを実践するナチュラリストとは異なる雰囲気を醸し出しています。
(Photo by Elisa Hyman Photography)
インスパイヤされたのは、1980年代に人気を博した伝説のバンド、ザ・スミスのボーカル、スティーブン・パトリック・モリッシー。
社会への批判をユーモアを交えて描いた彼のスタイルをファッションで表現。
コレクションのテーマは、"a story of torn lovers"(破れたものが好きな人のためのコレクション)。
ビリビリに引き裂かれたかのようなディストレスト・ニット、体にぴったりフィットするボンテージ調ルック、全身に施されたストリング使いと、ロック魂溢れるパワフルなスタイル。そこに、色を白か黒で統一することで、洗練されたモードな雰囲気が加わっています。
使用している素材は、リサイクルペットボトル原料のポリエステル、バンブー、コットン、ココナッツなどのエコ素材。
(Photo by Elisa Hyman Photography)
そもそも音楽は熱い魂を言葉に代え、音に乗せたもの。
最近では、熱心に社会貢献を促進するU2のボノをはじめ、環境問題や社会問題の解決を訴えるミュージシャンも数多く存在します。
だから、ショービズ界のアシュトン・マイケルがエココレクションを展開するのはごく自然な流れ。
世界中で気候変動が起こり、天災・人災が絶えない環境の中、今後ますます、ミュージシャンならではの熱い思いが環境・社会問題の解決に貢献するようになるかもしれません。
ロックなファッションだってエコになれるってことを証明してくれたアシュトン・マイケル・ブラックレーベル。
環境や社会のことを考える音楽好きや正統派ファッションじゃ物足りないエコマニアに最適なコレクションです。
Ashton Michael
ウエブサイト:www.ashtonmichael.com
Rethink Fabric
ウエブサイト: http://rethinkfabrics.com/
2010/09/21