ハウス・オブ・オーガニック
2010春夏コレクション
ロウアーイーストのグリーンファッションショップ「エコバルフセット」が扱う10ブランドによる、ハウス・オブ・オーガニック2010春夏コレクション。
店名であるエコバルフセットは、スウェーデン語で「ハウス・オブ・オーガニック」という意味であることから、コレクションはハウス・オブ・オーガニックの名で発表。
参加したのは、ショップオーナーのヨハナ・ホフリングはもちろんのこと、ライチェス、トー・ソダーリン、カオリ・ヤマザキ、ミカ・マチダ、メイリン・チェンなどの同店常連、そして今年からメリッサ・カーガン、シンジェン・チュン-ヒルヤードの二人チームになった新生Eko-lab、スウェーデンのデザイナーAnja Hynynenとニューヨーク在住スウェーデン人デザイナーMeja Gunn、オランダのデザイナーDesiree Hammenの、総勢10ブランド。
参加したブランドはすべて、ハードコアなグリーンブランド。使用する素材は徹底的にサステナブルであることにこだわり、生産方法ももちろんフェアメイドです。
上の写真2枚は、Eko-labのドレス。
バックのクロシェが美しい、やさしいピーチカラーのドレスは、見ているだけで癒されます。
メイリン・チェンのゴスペルドレス(左)と、ミカ・マチダのアスペンドレス(右)は、カジュアルにもドレッシーにも着まわしができ、長く愛せそうなアイテム。
ライチェスのドレス+ロングベスト(左)とヨハナ・ホフリングのパフスリーブドレス(右)は、いずれも胸元がポイント。
シンプルなのにゴージャス感がある、エコバルフセットらしいテイストです。
手織りや手編みといったクラフト色の強いエコバルフセットの雰囲気を払拭するかのような、都会的なコートとドレスを発表したMaja Gunn。
アーキテクチュアルなパフスリーブが目を惹くコートや、着まわし自在のベーシックなブラックドレスは、今のファッションシーンにぴったり。
トー・ソダーリンのリボンドレスは、ショート丈、ロング丈、どちらもとても凝っていて、まさにウェアラブルアート。パーティなどに着て行けば、それどこの?と聞かれること間違いなし。
最後に登場したカオリ・ヤマザキのドレスは、まるでウェディングドレスのよう。
ハートを髣髴させる形にまとめた切りっぱなしのラッフルやキュートなバックスタイルは、ゴージャスなのにとってもキュート。エコウェディングを目指している方には、マストなドレスといえそう。
単なる服を超えた、アート作品ともいえるハウス・オブ・オーガニックのコレクション。作り手の愛情が感じられる凝った作品たちは、どれも一生大切に着たいと思わせてくれるものばかり。
服というのは、本来、一シーズンだけ着て捨ててしまうものではなく、姉から妹へ、親から子へと何世代にも渡って長く大切にすべきもの。そんなことを気付かせてくれる素晴らしいショーでした。
Anja Hynynen
ウエブサイト:http://www.anjah.se/
Desiree Hammen
ウエブサイト:http://ikdesiree.blogspot.com/
Eko-lab
ウエブサイト:http://www.eko-lab.com/
Johanna Hofring
ウエブサイト:http://www.johannahofring.com/
Kaori Yamazaki
ウエブサイト:http://kaoriyamazaki.com/
Maja Gunn
ウエブサイト:http://www.majagunn.com/
Meiling Chen
ウエブサイト:http://www.meilingchen.com/
Mika Organic by Mika Machida
ウエブサイト:http://www.mikaorganic.com/
Righteous
ウエブサイト:http://www.righteousfashion.se/
Tor Soderin
ウエブサイト:なし
2009/09/23