新人デザイナーの登竜門、
エコ・ドマーニにサステナブル部門が新設!

アレキサンダー・ワン、サクーン、ラグ&ボーン、ザックポーセン、デレク・ラム・・・・
これら有名なニューヨークデザイナーの新人時代を支えてきたのが、エコ・ドマーニファッション財団。

エコ・ドマーニファッション財団は、新人デザイナーがニューヨークコレクションでショーを行うための支援を行っている団体で、毎年7名のレディース、メンズ、アクセサリと3つの部門の才能あるデザイナーに、ショーの資金として25,000ドルを提供しています。

そしてなんと!
8年目を迎える今年、「サステナブルデザイン」部門が新設!

このサステナブル部門は、レディースでもメンズでもOKですが、服でなくてはなりません。そして、以下の3つの要素を兼ね添えていなくてはなりません。
  1. 環境: 環境品質を高めるためのデザインであること
  2. 社会的責任: 倫理的で公平、公正なビジネスであるおと
  3. 経済的実現性: 長期的に実行可能なビジネスであること

さらに、以下の領域において、少なくともひとつ実現していなくてはなりません。

  1. 環境にやさしい素材(リサイクル素材や自然素材など)を使用する
  2. 天然、化学薬品を使用しない、その他環境に良い染色方法を行う
  3. 環境への影響を最小限にする生産手段を採用する
  4. 素材調達、あるいは生産手段が、フェアトレードに基づいたものであるか、生産者に対して社会的公正を実現する

申請できるのは、アメリカ在住者でアメリカを中心に活動するデザイナーのみ。
その他、デザインの仕事を始めてから5年以内、とか、色々な条件があります(詳しい申請基準はエコ・ドマーニウエブサイト参照)。

既に7月から申請期間は始まっており、エントリーの締切は10月3日。
そして、厳密な審査の結果、受賞者が決まるのが11月24日です。
発表後、09年2月のニューヨークコレクションでショーを行うための資金25,000ドルが提供されます。

新人デザイナーの登竜門として名高いエコ・ドマーニがサステナブル部門を設けたなんて、ハイファッションがグリーン化している証。
これからも、ニューヨークのファッション界は、グリーンな世界に向かって突き進んでいくこと、間違いなしです。

ニュース出典:エコドマーニウエブサイト

Ecco Domani
ウエブサイト:http://www.eccodomani.com/

2008/08/11

*2011/01/18:動画追加

  • ピックアップ記事