フィード バッグ FEED Bag


購入すると飢餓に苦しむ子供たちに給食が提供(=FEED)されるチャリティ’・エコバッグ、フィードバッグ。

1つ購入すると1人の子供が1年間学校給食を得られるトートバッグFEED1、1つ購入すると100食分の学校給食が提供される折りたたみバッグFEED100など、バッグに書かれた数に応じて子供たちに食糧が提供される仕組み。

国連WFP(世界食糧計画)のスポークスパーソンであるローレン・ブッシュさんが、WFPの学校給食プログラムへの寄付を募るため、2007年に立ち上げたプロジェクトです。

現在は、WFPのみならず、ハイチや日本など被災地の復興支援や、途上国の子供たちに本を寄付する非営利団体ルーム・トゥ・リード、途上国に医薬品を寄付するドック・トゥ・ドック、ニューヨークの貧困層の子供たちを助けるロビンフッド財団など、さまざまな団体にも寄付しています。

寄付する先ごとに商品を変え、ルーム・トゥ・リードに寄付されるバッグはFEED・READ3、ロビンフッド財団に寄付されるバッグはFEED・NYC10など、ロゴと数字でわかりやすく表記しているので、寄付の目的と数ごとに商品を選べます。
バッグのほか、Tシャツやぬいぐるみ、ブレスレットなどの小物も展開しています。

製品のほとんどが100%オーガニックコットンとジュート(黄麻)製。
FEEDの製品は、社会貢献できるだけでなく、環境にもやさしいのです。

FEED Bag

世界中に数億人ともいわれる、飢えに苦しむ子供たち。
そして、学校に通えず十分な教育が受けられない子供たちは、6,700万人もいるといわれています(WFPより)。
教育を受けなければ、貧困を克服する術も学べません。
学校に行かないことが、貧困や飢餓から抜け出せない原因にもなっていると考えられています。

だから、子供たちに学校給食を無料提供するのは大切なことなのです。
ランチをもらえるから学校に通う、それで良いのです。
そこで勉強の楽しさを知り、知識をつけ、自らの状況を克服すべき答えを見つけられるかもしれないのですから。

FEEDバッグは、その考えに基づき、多くの人に寄付して欲しいというローレンさんの思いから生まれたプロジェクト。
設立から現在までに、600万ドルを寄付し、6,000万食以上の学校給食を提供してきました。

エコバッグなんて、たくさんあるからもういらない!という方、もっともな意見です。
エコバッグが環境破壊しては意味がありません。
では、WFPやその他団体に直接寄付してみてはどうでしょう。
FEEDバッグは、あくまで寄付を募るためのツール。
ただ寄付してくださいと言っても難しいので、対価としてモノを供給しているだけ。
対価を得ることなく寄付できるのなら、その方がよほどサステナブルです。

人助けは気持ちが良いもの。
金銭的な援助であれ、行動による援助であれ、誰かを助けることで、自分も相手も周りも皆が幸せになるはずです。

FEED Project
ウエブサイト:http://www.feedprojects.org/

The United Nations World Food Program (国連世界食糧計画)
ウエブサイト:http://www.wfp.or.jp/

2011/01/15 訂正
2008/05/12

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