ビー・エコ・シック ファッションショー
(Photos courtesy of Be Eco Chic)
ニューヨークコレクションがスタートする前日の9月4日、アメリカ自然史博物館で開催された「ビー・エコ・シック」ファッションショー。
カルメン・マーク・バルボ、チャド・ラルフ・ルッチといった大物デザイナーから、ニコール・ミラーやリーバイス、DKNYといったカジュアルブランド、新進デザイナーのヴェナ・カヴァ、エコブランドのデルフォルトなど、多くのデザイナーたちが、サステナブルな素材を使用したグリーンな服を製作。
それを、元スーパーモデルのアレック・ウェック、人気テレビ番組ダーティ・セクシー・マネーやゴシップ・ガールで活躍するタマラ・フェルドマン、ハイスクール・ミュージカルに出演中のオレーシャ・ルーリン、エンバイロメンタリストのローラ・ターナーなど、各界セレブがモデルとなってファッションショーを行うという、華やかなイベント。
上の写真でタマラ・フェルドマンさんが着用しているのは、ヴェナ・カヴァのリサイクル・シルククレープ製のドレス、下の写真でアレック・ウエックさんが着用しているのは、チャド・ラルフ・ルッチのリサイクル・ラフィア素材のジャケットとアレック自身のブランドwek1933のエコバッグ。
その他、リンダ・ローダーミルクの 海草でできたシャツ、ショーン・ジョンのリサイクルウール製ジャケット、ジョゼフ・アブードのリサイクルツイードのジャケット、そして、おなじみエコブラ ンドのルームステイトやイーダン、デルフォルトなどの、オーガニック、バンブー、リサイクル素材のアイテムがたくさん登場。
そもそも、このイベントは何のために行われているかというと、「グリーンに生きることはかっこよさをあきらめることでは決してなく、むしろシックなこと」だという気付きを促すため。
ビー・エコシックという団体が、この理念に則ったイベントを行おうと企画したところ、それに賛同したデザイナーやセレブたち、そして、自然保護団体のシエラ・クラブをはじめ、ニューヨークコレクションに協賛しているメルセデス・ベンツ、スキンケアブランドのアヴィーノやニュートロジーナ、伸縮素材ブランドのライクラなどが協賛し、実現したイベントなのです。
ビー・エコ・シックには、ニューヨークコレクションの顔、フェーン・マリスさんやシエラ・クラブのカール・ポープ氏、エコ推進派モデルとして知られるアンジェラ・リンドヴァルなどがアドバイザーとして参画しています。
ただおしゃれをすればよい時代はもう終わり。限りある資源を大切に、地球に優しく、人に優しく、皆で共存しながらかっこよく、エコシックに生きる時代がやってきているのです。
エコシックに生きるのは、難しいことではありません。
手持ちの服を大切にし、なるべく買い物しないこと。買うならば、オーガニックのものやリサイクルのもの、ビンテージのものを購入する。今はかっこいいスタイルのエコアイテムがたくさんありますから、それがかっこよさを犠牲にすることにはつながりません。
自分らしく工夫して、クールにシックに、そして地球と共存できるライフスタイルを送ること、それがエコシック。
ということで、今日からさっそく、Be Eco Chic!
Be Eco Chic
ウエブサイト:http://www.beecochic.com/
2008/09/11