モリー・M・デザインズ Molly M Designs
(Photos courtesy of Molly M Designs)
木のジュエリーはアルチザンテイストが強すぎて苦手、という方にオススメのモリー・M・デザインズ。
レーザーカットされた木材がインダストリアルでシック、なのに暖かな木のぬくもりは失われていない、なんとも素敵なジュエリーなのです。
デザインが素敵なだけでなく、モリー・M・デザインズは、家具メーカーのくず木材や繊維製品メーカーの余り布などを主に使用したサステナブルなブランド。
なかでも「ボタニカル・コレクション」は、環境優位性の高いバンブー木材、古着のジャケットからリサイクルしたスエードや、軍服の余り布から取ったフェルトやウールなど、サステナブル素材のみを使用した、エコフレンドリーがテーマのジュエリーコレクション。
繊維素材としてのバンブーは賛否両論あるけれど(こちら)、バンブー自体は成長が早いうえに自生できる優秀な植物。
通常の木は生育するのに長い年月がかかりますが、バンブーは3-5年で生え変わるので、環境負荷が大きく異なります。
木材として採用するなら、バンブーはとても環境フレンドリーな素材なのです。
ボタニカルコレクションは、デザイナーであるモリーさんのご実家の庭に生えている植物をイメージしてデザインされているのだそう。
上の写真右の「小枝」という作品名のジュエリーは、カットアウトされたバンブーの中から見えるスエードが、ビンテージらしい独特の風合いでなんとも素敵。
実は、デザイナーのモリーさんは元建築家。
建築模型を作るために使用していたレーザーカッターが、ジュエリー作りに適していることに気付き、ジュエリーデザイナーに転身してしまったのだとか。
上の写真はバンブーxフエルト素材。スエードとまた違って、ほっこりした雰囲気に。
廃棄物にレーザーカット技術を用いてできた、クールだけど温かみのあるモリー・M・デザインズのジュエリーたち。
何もしなければゴミとして廃棄処分されるくず木材や余り布、古着を素材にして、こんなに素敵なジュエリーができてしまうんですから、ゴミも今一度見直さなければなりませんね。
Molly M Designs
ウエブサイト:http://www.mollymdesigns.com/
2009/08/24