ホールフーズの新フォーマット「365」、
出店場所が決定

365 by whole foods market
(Image Courtesy of Whole Foods Market)

オーガニックスーパーのホールフーズが、小型低価格の新フォーマット「365・バイ・ホールフーズマーケット」を、来年後半から2017年にかけて5店舗オープンすることを発表しました。

ロサンゼルス、サンタモニカ、ポートランド、ヒューストン、シアトル郊外のベルビューの5店で、1号店はロサンゼルスのシルバーレイク地区になる予定。

「365」は、ホールフーズのプライベートブランド"365"を中心にした品揃えで、ホールフーズの品質を維持しながらも低価格を実現。

店舗面積は平均3万スクエアフィート(2,790㎡)と通常の店舗(3万8千スクエアフィート)に比べて小さめですが、モダンなデザインと革新的なテクノロジーを取り入れた、若者向けのナチュラル・オーガニックスーパーになる予定だそう。

なぜか叩かれる、優良企業

新フォーマットを作った理由は、"ホールフーズは高い"というイメージを払拭するため。

オーガニック製品だけで比べると他の店より概ね安いのですが、オーガニック比率が高いだけに、他のスーパーと比べると高く感じてしまうのでしょう。

それに、ホールフーズは徹底的に品質にこだわる企業。
野菜、肉、魚介類、ボディケア、掃除用品など、さまざまなカテゴリで独自の品質基準を設定し、高品質を実現しています。

たとえば、パーソナルケア製品に関するオーガニック認証はまだありませんが、同店で扱う製品は、食品と同等のオーガニック認証を得ていなければ、パッケージやブランド名にオーガニックという言葉を使用してはいけないことにしています(詳細はこちら)。

また、2018年までに、同店で扱う製品はすべて、遺伝子組み換えの表記を義務付けることにしています(詳細はこちら)。

他の店ができないことを次々と実現し、食の安全性と透明性を追求し続ける実直な企業。

にもかかわらず、「高い」「大企業」というイメージにより一部の消費者から叩かれ、四半期の既存店売上が前年より1.3%「しか」増加していないという理由で投資家から叩かれ、持続不可能な成長と低価格化を強いられているのです。

ホールフーズは、オーガニックを世に広めた第一人者。
同社の努力により、かつてごく一部の人しか口にできなかったオーガニック食品を、誰もが低価格で入手できるようになったのですが、消費者にはそうした事実はなかなか伝わらず、投資家はそのような事実に興味がないのでしょう。

そんな理不尽な状況にも負けず、「365」で新境地を切り開くホールフーズ。
すべての食品がオーガニックになるまで、その努力は続くのかもしれません。

Whole Foods Market
ウエブサイト:http://www.wholefoodsmarket.com/

2015/07/30

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