チポレ、遺伝子組み換えゼロを実現

chipotle
(Photo by Mr.TinDC)

メキシカン・ファストカジュアルチェーンのチポレが、遺伝子組み換え原料ゼロを実現したことを発表しました。

チポレは、「誠実な食品」を理念に掲げる企業。

可能な限りオーガニック原料を使い、ホルモンや抗生物質を投与していない動物の肉を提供し、同社基準に満たない原料が調達できない場合は、店頭でその旨を公表するか、一時的に販売を停止するほど、誠実さにこだわっています。

そのチポレが、遺伝子組み換え原料を公表したのは、2013年のこと(詳細はこちら)。

アメリカでは、オーガニックか非遺伝子組み換え認証がない限り、ほぼすべての食品に何らかの形で遺伝子組み換え原料が使用されています。
多くの人はその事実に気づいていませんでしたが、チポレは敢えて公表することで、誠実さを示したのです。
そして同時に、遺伝子組み換えゼロに向けて取り組むことを表明しました。

それから2年も経たないうちに、目標を達成。
本日より、同社で提供するすべての食品が遺伝子組み換えゼロとなります。

ただし、ドリンクに関しては対象外。
店内では、他メーカー製の飲料を販売していますが、その多くに遺伝子組み換えのコーンシロップが使用されているとのこと。

チポレでは、既に多くの原料がオーガニックであり、調理に使う大豆油とトウモロコシ原料のトルティーヤのみが遺伝子組み換えでしたが、アメリカで生産されているトウモロコシや大豆の90%以上が遺伝子組み換えと、あまりにも広く普及しているため、切り替えに2年の月日を要したのでしょう。

遺伝子組み換えを排除する理由

遺伝子組み換えに関しては賛否両論ありますが、チポレはなぜ遺伝子組み換えを排除するのか、その理由を3つ挙げています。

ひとつは、長期的な影響が明らかになっていないから。

もうひとつは、遺伝子組み換え種子を使用することで、生態系を侵し、農薬に耐性のある強力な雑草が発生しているという事実があり、遺伝子組み換えが環境に悪い影響を与える可能性があるから。

そして最後は、遺伝子組み換え食品を食べたくない人々がいるから。

科学的に安全性を証明するのは難しいでしょうし、現時点では消費者にとってのメリットはほとんどありませんから、多くの人が食べたくないと思うのも無理はないでしょう。

そして、チポレは安全な食品を求める人々のための店なのですから、彼らの要望に応えることは理に適っています。

遺伝子組み換えが良いか悪いかではなく、遺伝子組み換えを食べても良いと思う人、避けたい人、それぞれに選択肢があることが大事なのではないでしょうか。

みなさんは、チポレ派?それとも、遺伝子組み換え容認派?

その比率により、今後の遺伝子組み換えの行方が決まっていくでしょう。

Chipotle
ウエブサイト:http://chipotle.com/

2015/04/27

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