エンバイロンメント・ファニチャー
Environment Furniture

Environment Furniture
(Photos courtesy of Environmental Furniture)

エコの匂いがする家具屋さんを発見!
その名も、エンバイロンメント・ファニチャー。
名前の通り、環境に配慮したファニチャーショップです。

大きな店内に、シックな家具が美しくレイアウトされています。

Environment Furniture

上の写真は、小学校の体育で使うマットのような生地で作られたソファ。
ところどころに継ぎ接ぎがあり、遊びごころが利いています。
素材は、リサイクルキャンバス、リサイクルコットン、リネン。
リサイクルキャンバスは、元はトラックの幌だったそう。
奥に見えるガラスのカーテンは、リサイクルガラスで作られたもの。

シーツや毛布などのベッドリネンには、オーガニックコットン、リネン、バンブーと、環境にやさしい素材を使用。
ラグは野菜を使って天然染めしているそう。

Environment Furniture

エンバイロンメント・ファニチャーの一番の得意分野は、木の家具。
上の写真は、店内壁に設置された板。
この板を使った家具、Perobaコレクションがシグナチャーラインですが、これは、ブラジルのParanaという地区にあるPeroba Rosaという70-100年ものの古い木材で、そのエリアの廃屋に使われていたものを再生しているのだそう。

単に木を切り倒して使うより、再利用は労力がかかりますが、不必要な伐採を避けるために必要なプロセスです。
この木だけで家具を作るのは難しいので、インドネシアのマホガニーも使っているそうですが、新しい木材はFSC認証を得たものを使用しています。

Peroba以外でも、ほとんどの家具にリサイクル・リユース木材を使用し、ベニヤなどまだ認証を得ていない素材も、今後2年内に認証済みに切り替える予定だそう。

素材だけでなく、事業を行う際に排出される温室効果ガスにも配慮。
一年間のカーボンフットプリントを細かく計測しています。
同社の年間排出量は1800メー トルトンだそうですが、それをオフセットするために、ブラジルの廃材を再利用したり、再生可能エネルギー開発や植林を行う団体に寄付したり、地元の業者を使うことで温室効果ガス排出量が少なくなるよう試みたりと、さまざまな工夫をしているのだそう。

また、配送時の梱包にリサイクル素材を採用したり、オフィスをグリーンビルにしたり、従業員にハイブリッド車優遇制度を設けたり、といったグリーン企業の基本業務ももちろん行っています。

扱う製品だけでなく企業全体として環境に配慮する、新しい時代のインテリアショップ、エンバイロンメント・ファニチャー、注目です。

Environment Furniture
ウエブサイト:http://www.environment-furniture.com/

2008/08/04

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