インテリア展示会ICFFで
グリーンな家具を発見!

ICFF

5/17-20の4日間、ニューヨークにて開催されたインテリアの展示会ICFF(International Contemporary Furniture Fair)で、グリーンな家具をたくさん発見!

ヴィトラやカルテル、フラウなどの有名ブランドから、ABCカーペットなどNYの地元ショップまで多くの企業が出展するICFF。
グリーンがトレンドとなっている今、どこの企業でもエコやグリーン、サステナブルというキーワードを前面に出してアピールしたグリーン合戦に。

有名どころのグリーンファニチャーでは、使用しているアルミの80%がリサイクルアルミであるエメコのネイビーチェア(上写真)。

壮大なエコアートファニチャーが目を惹いたのは、moloのブース(下写真)。
再生可能な紙や布でできた椅子、ルームスクリーン、ライトなど、エコクール全開です。デザインが良いだけでなく、耐久性があるので、実用性もばっちり。椅子は座っても寝転んでもびくともしません。

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キッチン素材や建材でもリサイクル素材やエコ素材が多数見られました(下写真)。

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そして、特に印象的だったのは、ゴミで作ったソファ、その名も「ガーベッジ(ゴミ)ソファ」(下写真)!
ペットボトルや布、紙、紐などのゴミをプラスチックシートでくるんでソファの形にしただけですが、意外にも座り心地が良いのは、背もたれ部分にはペットボ トル、シート部分にはやわらかい布や紙を使うなど、実用的であるようにきちんと考えられているからなのです。

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実はこのソファ、カリフォルニアアート大学の学生である、ニック・デマルコさんが作ったもの。ウォルマートとビヴァラデザインというサステナブルなデザイン会社がスポンサーとなって行われた同大学のサステナブルファニチャーの授業で作られた作品なのだそう。授業の目的は、環境、スペース、価格を抑えた家具を作ること、そして市場で受け入れられるものであること。
ガーベッジソファ以外にも、新聞やペットボトルなどゴミを入れることで座ることができるようになる椅子、折りたたむとすごーく小さくなって場所を取らない椅子など、アイディア椅子が盛りだくさん。ここの学生さんたち、将来有望かもしれません。

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ということで、グリーンファニチャーが盛りだくさんだったICFF。
グリーンはインテリア業界においても、なくてはならないキーワードになってきたようです。

International Contemporary Furniture Fair
ウエブサイト:http://www.icff.com

2008/05/19

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