ボタニスト ブラックキャンバス 
Orange22 Botanist Black Canvass

Orange22 Botanist Black Canvas
(Photos Courtesy of Orange22)

デザインファニチャーとして人気のボタニストから、デザイナーコラボ&チャリティーラインの「ブラックキャンバス」シリーズが登場です。

ボタニストは、ロサンゼルスのデザイン集団、オレンジ22が手がける、シンプルシックで環境にやさしいファニチャーブランド。
アルミニウム板にウォータージェット加工でデザイン画を切り抜き、液圧成形プレスで端を曲げただけという、シンプルな製造工程で作られた、おしゃれでミニマルなデザインのテーブルやベンチ。

そのボタニストが、イヴ・ベアールやカリム・ラシッドなど8名のデザイナーとコラボし、さらにクールなデザインのブラックキャンバスシリーズを発表。
しかも、デザイナーが希望する慈善団体に売上の一部が寄付されるというから、デザイナーにとっても購入する側にとってもハッピーなアイテム。

たとえば、上の写真はジョー・リッチオ氏デザインの「アルベロ」シリーズ。
このシリーズを購入すると、売上の一部が「DIFFA(デザイン・インダストリー・ファイティング・エイズ)」というHIV患者をサポートする団体に寄付されます。
リッチオ氏がこの団体への寄付を希望したのは、創設者のラリー・ポンド氏を支持していること、そして家族にHIV保持者がいるため。
このプロジェクトが始まる前から、長年この団体に寄付をし続けていたのだそう。

Orange22 Botanist Black Canvas

こちらのマーゴ・チェイス氏デザインの「フライト」シリーズは、「シエラクラブ」という自然保護団体に寄付されます。
彼女がこの団体を選んだのは、自分の大好きな自然を守りたいからなのだそう。

Orange22 Botanist Black Canvas

そして、イヴ・ベアール氏の「ピクセル・バースト」シリーズは、「サーフライダーファンデーション」に寄付されます。
べアール氏はこれまでにも、発展途上国の子供たちに$100パソコンを提供する「ワン・ラップトップ・パー・チャイルド」をはじめさまざまな団体に寄付しているそう。
「デザイナーは、企業や顧客のためにデザインするのではなく、社会に長期的なインパクトを与えることが使命であり、それを可能にする寄付という行為はデザイナーとして当然行うべきこと」と言い切る、素晴らしい方。

こうしたチャリティ活動が行われるだけでもすばらしいのに、製品自体もとってもエコフレンドリーなのです。
まず、塗装は毒性がなくもっとも環境にやさしいといわれる粉体塗装で、揮発性有機化合物は使われていません。
材料となるアルミニウムは、何度でもリサイクル可能なエコな物質。
それに、100%ではありませんが、ボタニストではリサイクルアルミを使用しています。
さらに、配送用のダンボールには、40-80%の比率でリサイクル紙を使用。
デザインはミニマルだから飽きがこないし、様々な用途に使えるからとってもグリーン。

環境にやさしくて、チャリティで社会貢献もできて、そのうえクールなデザインで色も豊富なボタニスト。
テーブルや椅子を買うことを検討中の方、ボタニスト・ブラックキャンバスを考慮してみては。

Orange22 Botanist Black Canvas
ウエブサイト:http://www.orange22modern.com/

2008/06/20

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